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職人紹介
染匠とは

図案をもとに、絹生地に直接青花で原寸大に下絵を描いてゆきます。青花は露草の花弁を絞って得た汁ですが、近年では化学青花も使われています。どちらも、下絵の線を水で消すことができます。

写真

 仕上がりを左右する図案と下絵。
 きものの構図が決まる重要なポイント

何度も重ね描きしたり、多彩な種類の材料を調合するなど、熟練された技術とセンスが物を言います。

13. 完成

5.地染め

会社概要

3.挿し友禅

1.図案・下絵

2.糊置き

下絵の線に糊を置いていきます。
先金を付けた渋紙で作った円錐形の筒に糊を入れて、指先で調節しながら押し出していきます。糸目糊は、挿し友禅の際に色がまざらないように防染するのが目的です。
出来上がりのイメージによっては、ゴム糊を使うこともあります。

「友禅する」といわれる色挿しの工程。糸目糊で防染した模様の内側に染料を挿してゆきます。およその指定はありますが、染料の調合から細部の配色まで職人に任されますので、高度な色彩感覚と絵画的な技量が必要とされる重要なポジションです。

糸目糊と伏せ糊の間に隙間があると、地染の際に模様が汚れたり、糊糸目より外側まではみ出ると、細い糸目が太くなるなど、細心の注意が求められる伏せ糊の工程。
伏せた糊が生乾きのうちに、挽粉をかけて乗りの表面を保護し、ほかの部分に付着するのを防ぎます。

 職人の個性とセンスが
 発揮される
 友禅染工程の花形

 きものの地色を染める
 重要な工程。
 色合わせした染料を
 均一に引き染します。

染料を生地に均一に浸透しやすくするとともに、染料が伏せ糊の内側に滲み出るのを防ぐために豆汁とふのり液を混ぜたものを全体に引く、地入れの作業を行います。その後、染めムラが生じないよう、刷毛で地色を一気に引き染めします。

イメージ
 色を染めるごとに
 必ず蒸して熱を加え、
 染料を生地に定着させます。
 蒸しの作業は力仕事。

「蒸し」、つまり熱を加えることで、繊細に染料が浸透して生地と結ばれ、離れなくなり定着します。反物を掛けた蒸し枠を、蒸し箱と呼ばれる水を張った箱の中に入れ、百度近くの高温で蒸します。
反物の種類や蒸気の質、季節によって、蒸し上がりが変わるため適切な判断が求められます。

 世界に名だたる
 きれいな地下水に
 何度もくぐらせ
 美しさを増す反物。
 水を通った反物は
 乾燥室で乾かした後、
 湯のしをして
 加飾の工程に進みます。
 染め上がった模様に
 金・銀箔を施す仕上げが
 京友禅のきものを
 さらに華やかにします。

糊とともに、定着せず生地の上に乗ったままの余分な染料を水で洗い流す作業を水元といいます。「川」とよばれる地下水をくみ上げて流した長い水槽に、反物を流して作業します。はじめに、糊を五分ほど水で流してふやかし、道具で落とした後、傷ができやすいので、注意しながら手早く洗います。

水元の作業後、風合いを柔らかくする柔軟加工が施されます。その後反物は乾燥の工程へ。現在は自然乾燥と人工乾燥の方法があり、目的によって使い分けます。蒸し、水元、乾燥が一連の作業。

写真は「湯のし」と呼ばれる、生地目を揃えてシワやたるみを伸ばす工程。

染め上がった反物に金・銀の箔や粉などを接着加工する工程で、金加工、金彩ともよばれます。染め表現だけでも華やかですが、金や銀が加わることでボリューム感が出てより豪華な印象になります。
(写真は筒で糸目を金くくりしています。)
 「京繍」とよばれる
 刺繍で染め模様に
 立体感を加えて
 豪華に仕上げます。
京都の伝統の日本刺繍は、色鮮やかな絹糸や金糸を用いて、着物の模様を様々な技法で豪華に、またある時は上品に立体感を出すように表現します。
細い糸や太い糸を使い分けることで、繊細な刺繍がアクセントになるのです。
最後に金や顔料などを用い、葉すべや花のニオイなどを筆で丁寧に描きいれていきます。
また、胡粉や金泥を摺ることで柄に立体感を出すような技法を用いることもあります。
TOPICS

6.蒸し

1.図案・下絵

 多色染めの友禅には欠かせない、
 模様部分に色が入らないよう
 糊で伏せる作業

12.仕上げ

9.印金

8.乾燥・湯のし

7.水元

10.刺繍

 着物ができるまで

4.伏せ糊

染匠とは
着物が   できるまで

 糸目糊による描線が
 着物の出来上がりを
 左右する大事な過程です